妊娠9ヶ月

妊娠から出産までの10ヶ月
楽しい妊娠生活

妊娠9ヶ月(32〜35週)

妊娠9ヶ月(32〜35週)のようす

妊娠9ヶ月のママのからだ  

妊娠9ヶ月の赤ちゃんのからだ

●妊娠9ヶ月(32週〜35週)

 妊娠9ヶ月後期は仕事をしている方は産休に入ったり、
 里帰りをしたりする頃です。気がゆるんでついダラダラして
 しまいがちですが、赤ちゃんとの対面まであと少し。
 体重管理をしっかりとしましょう!

 ★食生活はバランスよく

 妊娠9ヶ月頃から急に食欲が出始める人がいます。太りすぎは
 難産のリスクが増えます。体重が増えすぎると妊娠中毒症、
 妊娠糖尿病にかかりやすくなります。

  ●BMI(標準体重計算法)

   BMIは肥満度をあらわす数値です。大事なのは妊娠前の
 BMIです。この数値が20〜24なら7、8キロ。26,4以上の
 肥満の人は5キロまでの幅で体重管理をしたいところです。

 BMIの測り方

 体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))


 数値20未満-やせぎみ 20〜24未満-普通

 24〜26.4未満-太り気味 26.4以上-肥満

 ★産休(産前産後休業)

 産休は労働基準法で定められた制度で、予定日を基準に
 産前を最低6週間、産後を最低8週間とることができます。
 産後仕事に復帰する場合、この制度が使えます。

 ★里帰り出産

 里帰り出産を考えている場合、帰るのは遅くても妊娠35週ごろ
 までがいいでしょう。里帰り先で新生児用品の購入を
 予定している人はからだの負担が少ないうちに。

 出発前には妊娠経過が書かれている紹介状をもらい、
 里帰りしたらすぐに受け入れ先の病院で健診を受けて
 おきましょう。

 ★リラックスを心がける

 そろそろお産が近づいてきて、心身ともに緊張気味になります。
 お産のこと、育児のことなどで誰しも
 不安になってしまうものです。

 
これはママになるための準備と考えて、ゆったりした生活を
 心がけましょう。神経質になりやすい細かい手作業などは
 この時期には向いていません。


 ★睡眠不足


 不安の気持ちと大きくなったおなか、また頻尿や痔も
 起こりやすく、どうしても睡眠不足になりがちです。寝る前に
 水分は取らない、また昼寝を取り入れて睡眠不足を
 解消しましょう。


 ★お産の呼吸方法

 お産の呼吸方法の練習を始めましょう。1番大事なのは
 リラックスとも言われています。難しく考えすぎず、助産婦さんに
 従っていれば大丈夫です。


 ★出産準備

 妊娠9ヶ月後半に入れば陣痛が始まってもおかしくない
 時期です。そろそろ出産準備を万全にしておきます。
 
 ・連絡リストをまとめる

 ・入院時に必要な物をまとめる

 ・退院後の赤ちゃんの部屋を確保しておく

 ・産後手伝ってくれる人にお願いしておく


 妊娠9ヶ月のママのからだ

 子宮の中の赤ちゃんは窮屈になり、ひじや膝を突き出して
 おなかの上から分かるくらいになります。

 妊娠9ヶ月は足のトラブルが起きやすい時期です。
 足がむくんだり、だるくなったり、つったりします。
 水血症といって血液に水分が増えていき血液循環量が
 増えます。

 これによって血液はサラサラになり、赤ちゃんにとって
 いいことなのですが、余分な水分がからだに溜まって
 むくみ(浮腫)となってしまうのです。

 ★浮腫対策

 よく歩いたときや寝る前に簡単な足上げ体操をしてみましょう。
 床やふとんにあおむけになり片方の足を上げてつま先を
 伸ばしたり縮めたりを繰り返します。

 少しの時間でも毎日やればかなりの効果があります。また
 寝るときは足元にクッションなどを置き足を高くして寝ると、
 だるさが取れます。

 ★おなかが張る

 おなかが張る症状は子宮の筋肉が収縮して起こります。
 妊娠9ヶ月になるとおなかが張るのはよくあります。普通は
 静かに休んでいれば消えますが、おなかがかたくなり
 痛みが規則的になって10分間隔になったら本物の陣痛です。

 ★前駆陣痛

 痛みが来る間隔が不規則で結局は痛みが消える陣痛を
 前駆陣痛といいます。おなかが張って静かにしていても
 治まらず、さらに激しくなるときはトラブルの可能性があります。
 そんなときはすぐに医師に連絡してください。

 ★頻尿、尿漏れ

 大きくなった子宮に膀胱が圧迫されて尿が近くなります。
 尿が終わった後も残尿感が残り、尿漏れが
 起きやすくなります。(腹圧性尿失禁)

 ★腹圧性尿失禁

 くしゃみなど、おなかに力がはいったときに尿が漏れることで、
 妊娠9ヶ月ごろに起きやすくなります。尿失禁用の
 パットを使って、こまめに下着を替えましょう。

 痛みや濁った尿が出るときは膀胱炎の心配があります。
 医師に相談してみましょう。

 ★動悸や息切れ

 子宮がみぞおちまであがってきて心臓を圧迫します。
 そのため、胃のもたれ、動悸、息切れが起きやすくなります。
 動悸、息切れを感じたら決して無理はしないで
 しばらく休みましょう。

 食が細くなった場合は1回の食べる量は減らし、食べる回数を
 増やすようにします。

 ★こむらがえり

 子宮が圧迫されてこむらがえり(足のけいれん)を起こしたり、
 足の付け根が痛んだりします。お風呂でよくマッサージして、
 カルシウムを多めにとって対策をしましょう。

 また足の付け根の痛みは浮腫対策と同じで足を高くして
 寝ることで痛みを和らげる事が出来ます。

 ★内診後の出血

 内診後に出血をすることがあります。子宮の出口が
 うっ血していて内診で少し触られただけでも出血して
 しまうからです。

 ほとんどの人に起こりやすく健診の時にはナプキンを用意して
 いくと良いでしょう。


 ★母子感染の検査は積極的に受けよう

 お産の時にママから赤ちゃんに感染する可能性のある病気が
 いくつかあります。B群溶連菌(GBS)は100人中
 5〜10人ぐらいのママに認められ、生まれた赤ちゃんに
 感染すると重症になる心配があります。

 クラミジア感染症も、産道で赤ちゃんに感染すると
 クラミジア肺炎を起こす可能性があります。

 妊娠後期の妊婦健診では、以上のような母子感染の
 心配がある病気だけではなく、お産を視野に入れた
 いろいろな検査が加わってきます。たとえば、母体に
 出血傾向がないかどうか、新生児の頭蓋内出血、
 新生児メレナになりやすいかどうかのチェックなどがあります。
 また、超音波検査では、赤ちゃんの位置や
 姿勢(胎向)だけでなく、ママの子宮頸管が短くなっているか
 どうか(展退率)などを観察して、お産準備状態が
 どのぐらい整っているかを調べることもできます。

 妊娠9ヶ月の赤ちゃんのようす

  身長約47cm、体重約2500g で、
 だいたいパイナップル中1個くらいです。

 起きているときと眠っているときの区別がつくようになります。
 羊水の刺激から守る働きをしていた全身の胎毛が消えます。

 かわりに赤ちゃんを守るため全身に胎脂がついて、
 からだ全体に皮下脂肪がつきます。

 ★髪の毛や爪

 妊娠9ヶ月の終わり頃には髪の毛が2〜3cmぐらいに
 伸びます。また爪もしっかりと伸びてそろいます。

 ★自律神経の発達

 自律神経が発達して心拍や呼吸、体温を調節するように
 なります。昼夜の区別がわかるようになり、睡眠と覚醒を
 20分おきくらいに繰り返します。

 ★頭を下にした姿勢に落ち着きます

 妊娠28週ごろまでの赤ちゃんは、羊水の中で
 クルクル回転して、頭が上になるさかごの姿勢(骨盤位)に
 なることもありました。しかし、妊娠30週ごろには、ほとんどの
 赤ちゃんは、頭が下になる頭位の姿勢に落ち着きます。
 ですから、さかごの診断がついたら、お産の対策について
 検討する時期です。

 頭位に落ち着いた赤ちゃんには、子宮はかなり
 窮屈になります。羊水量も少なくなって運動が制限され、
 手やひじをムニュッと突き出したり、足やひざで子宮壁を
 ポーンと蹴ったりの動きになります。

 胎動としては「赤ちゃんの足?ひじ?」と思わせられるような、
 モッコリとおなかが盛り上がったり、グニュグニュッとおなかの
 表面が波打ったり、おなかが部分的にかなり大きく動くように
 なります。

 胎動は赤ちゃんからママへ「元気だよ!」と知らせる便りです。


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