妊娠7ヶ月

妊娠から出産までの10ヶ月
楽しい妊娠生活

妊娠7ヶ月(24〜27週)

妊娠7ヶ月(24〜27週)のようす

妊娠7ヶ月のママのからだ  

妊娠7ヶ月の赤ちゃんのからだ

●妊娠7ヶ月(24週〜27週)

 妊娠7ヶ月の終わり頃、妊娠27週くらいになると赤ちゃんが
 生存するための機能はほぼそろってきます。

 仮に早産しても生存できる可能性が高くなります。

 ★早産にならない生活

 おなかがかなり大きくなり、立っている時つまさきが
 見えないほどになるので転倒には特に注意が必要です。

 周期的なおなかの張り、痛み、出血、破水が主な兆候です。
 心配な症状が出たらすぐに病院に連絡を。特に多胎妊娠の
 ときには早産になりやすい傾向があります。

 ★早産しやすい人

 ●子宮頸管(けいかん)無力症

 赤ちゃんが大きくなって子宮口が緩んで早産になること。
 あらかじめわかっていれば、子宮頸管縫縮術という頸管を
 縛る手術をします。

 ●妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)

 「手足や顔がむくむ」「尿に蛋白が出る」「血圧が高くなる」の
 3つの症状が特徴です。赤ちゃんへの酸素や栄養が
 不足するので早産につながります。

 むくみについては現在それほど重要視されていないようです。

 ●子宮の形態異常や筋腫

 前もってわかっていれば、外科的な治療ができます。
 超音波で妊娠経過を確認していきます。

 ●多胎妊娠

 単胎より平均2〜3週早く生まれます。多胎妊娠が
 わかっているときは他の妊婦さんより特に注意をして
 無理はしないようにしましょう。

 ★早産になりやすい原因

 早産のほとんどは子宮内感染によるものだと
 わかってきました。
 適当な休息を取りストレスをためない。そして外陰部を
 清潔にしてセックスのときはコンドームを使うと安心です。

 ●食生活
 
 胃が圧迫されて食欲がないことも出てきます。しかし
 少しずつでも1日3回食べるのが、おなかの赤ちゃんのために
 なります。

 甘いものや間食はなるべく控え、その分食事のときに
 食べるようにしてください。

 ●塩分摂取量

 1日の塩分摂取量は10g以下に抑えます。さらに
 妊娠高血圧症候群の素因がある人は7g以下に抑えます。

 ●水分摂取

 基本的には水分制限はしません。カロリーがない水や
 お茶(カフェインが少ない麦茶、ウーロン茶など)を取ります。
 水分を取るとむくみが出やすい人は医師に相談してください。

 ●たんぱく質

  妊娠高血圧症候群は尿にたんぱく質が漏れやすいため、
 多めに取ることを心がけます。その際油が多いものを避け、
 良質のたんぱく質を取ることが大切です。


 ・妊娠7ヶ月のママのからだ

 ★大きくなった子宮が胃を圧迫しはじめます

 妊娠した子宮の一番上の部分が子宮底です。
 妊娠7カ月になると、子宮底はおへその上まで届いて、
 おなか全体がかなり大きくなります。子宮底長(恥骨結合から
 子宮底までの長さ)は、妊娠27週には約24〜26cmに
 なっています。

 大きくなった子宮は、内臓を圧迫しはじめます。子宮が
 胃を圧迫すると胸がつかえたような感じになって、
 1回に食べられる量が減るママもいます。でも、これは
 とても理にかなったことなので心配しないで!

 妊娠7カ月の終わりごろから急に食欲が出てくるママも
 多いのですが、食欲のある割には胃がつかえて
 1回に食べられる量が減るおかげで、食べすぎを防ぐことが
 できるわけです。

 「1回にたくさんは食べられない」という胃からのサインに
 素直に従うことが、太りすぎの予防につながるといえるでしょう。

 ★仰向けに寝ると苦しいことも

 おなかが大きくなると、妊娠前と同じ姿勢で眠ると、
 息苦しくなったり、眠りが浅くなることがあります。
 妊娠7〜8カ月ごろには、心拍数がピークになるので、
 動悸がして熟睡しにくいというママも出てきます。

 仰向けに寝ると、低血圧になることもあります。これは
 仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群といって、
 大きくなった子宮が下大静脈を圧迫して、
 心臓に戻る血液の流れが滞るためです。

 仰向け寝が苦しいと感じたら、姿勢を変えてみましょう。
 体の左側を下にして横向きに寝る「シムスの体位」が楽ですし、
 おなかやひざの下にクッションを当てると寝やすくなります。
 自分なりに一番眠りやすく楽な姿勢を工夫しましょう。

 ★おなかや乳房に妊娠線ができることも

 おなかの皮膚に赤いミミズ腫れのような筋ができるのが、
 妊娠線です。乳房や太ももなどにできることもあります。
 妊娠線は、皮下脂肪が増えるのにともない、表面の皮膚が
 急に引き伸ばされてできた皮膚の断裂。多少は体質が
 関係していますが、急激に太るのが大きな原因です。

 産後は赤みが薄くなるものの、一度できてしまった妊娠線は
 完全には消えません。食欲にまかせて食べまくり、
 一気に太ると妊娠線ができやすいので、くれぐれも注意を。
 できてしまったら、妊娠線用のクリームを塗ると多少
 赤みが薄くなることもあります。

 ・妊娠7ヶ月の赤ちゃんのようす

  身長約38cm、体重約1200g で、だいたい
 キャベツ1個くらいです。

 ★睡眠と覚醒のリズムを繰り返します

 脳が発達して、脳の命令で体全体の機能や動きを
 コントロールできるようになります。神経系や感覚系の発達も
 目覚ましいものです。赤ちゃんの五感の中で
 一番ゆっくり発達するのが視覚ですが、妊娠7カ月ごろには、
 かなり敏感に光の明暗を感じるようになります。

 お母さんの脳で分泌されるホルモンの影響で、おなかの中の
 赤ちゃんも昼夜の区別がついてきます。

 ★聴覚はさらに発達します

 赤ちゃんの聴覚はさらに発達します(完成は妊娠8カ月)。
 子宮壁に触れるほどに赤ちゃんの体が大きくなり、
 ママの腹壁が薄くなったことも加わって、いろいろな
 外界の音が赤ちゃんに届きやすくなります。

 赤ちゃんは、おなかにいる時から、ママの血管を流れる
 血液の音やママの声のリズム、それに抑揚などのパターンを
 記憶するといわれています。

 誕生後、泣いている赤ちゃんにママが抱いて語りかけたり、
 ザザーッという波の音を聞かせると
 泣きやむケースが多いのは、聞き慣れたママの声や、
 血液の流れる音に似た波の音のおかげで
 安心できるからです。

 すごいのは、ママのおなかにいた時に聞き慣れた音なら、
 たとえば工事音や飛行機のエンジン音などの「騒音」でも、
 赤ちゃんは不快に感じないこと。胎内で聞いた音を
 記憶している証拠です。

 ★味覚、嗅覚も発達してきます

 妊娠7カ月ごろになると、赤ちゃんの嗅覚もじょじょに
 発達してきます。また、味覚が発達して苦味や甘味の区別が
 つくようになります。 赤ちゃんは妊娠6カ月ごろから、
 はがれた自分の皮膚表面のカケラが浮く羊水を飲み込み、

 いったん腸でこした後で腎臓で濾過(ろか)し、
 きれいにしていました。味覚や嗅覚が発達してきた
 おなかの赤ちゃんは、羊水の味やにおいを
 感じているのでしょうか? もっとも羊水は
 無色透明、無味無臭。強いていえば、少し生臭いような
 においがするそうです。

 誕生直後の赤ちゃんは、ママの乳房が発散するフェロモンの
 においに誘われて、ママのおっぱいへ口を寄せよう、
 飲もうとするしぐさをします。胎内での指しゃぶりは、
 赤ちゃんがおっぱいを飲むための練習といわれていますが、

 赤ちゃんはおなかの中にいる時から嗅覚を発達させて、
 おっぱいを探す力を身につけているのです。

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